役員紹介

スローガン

仲間を増やそう

会長挨拶

会長 永野 祥司

皆さんこんにちは。

この度、2025-2026年度 岸和田ロータリークラブの会長を拝命いたしました永野です。
70年の伝統ある岸和田ロータリークラブの会長を、先ほど櫻井会長より引き継がせていただき、身の引き締まる思いとともに、心より感謝申し上げます。

私がこの岸和田ロータリークラブに入会したのは2016年で、今年度でちょうど10年目となります。まずは、私とロータリークラブとのご縁についてお話させていただきます。

私とロータリーとの出会いは、高校生の頃にさかのぼります。
父は毛布工場を営んでおりましたが、私が中学生の頃には繊維業界が厳しい状況にありました。そのため私は「手に職をつけたい」と考え、工業高校に進学いたしました。高校では空手の経験もあり、少林寺拳法部の顧問にお声がけいただき入部しました。その部が全国的にも強豪であることを、後に知ることになります。

ただ、公立高校であったことから、クラブ運営の資金は限られていました。そこで、奉仕活動を目的としたインターアクトクラブとしての活動も並行し、ロータリークラブからご支援をいただく形となりました。これが、私がロータリークラブの存在を初めて知ったきっかけです。

高校卒業後、18歳で大阪の設備工事会社に就職いたしました。そんな折、岸和田ロータリークラブが提唱する岸和田ローターアクトクラブの先輩からお電話をいただき、参加させていただくことになりました。これが、岸和田ロータリークラブとの本格的なご縁の始まりです。

岸和田ローターアクトクラブでは多くの仲間と出会い、同世代と共に奉仕活動や懇親を深める中で、多くのロータリアンの皆さまと関わる機会をいただきました。ここにいる柿花会員や高橋会員とも、ローターアクトで知り合った大切な仲間です。

当時の岸和田ローターアクトクラブは30名ほどの会員が在籍しており、とても活気のあるクラブでした。その中で、「時間は自分で作るもの」「人から応援される人にならなければならない」「一人でできることには限界がある」といった、今も私の支えとなる教訓を数多く学ばせていただきました。

そして2000年、25歳のときに永野設備工業として独立開業いたしました。ちょうどその頃、第2640地区ローターアクトの地区代表への就任要請をいただきました。独立直後で迷いもありましたが、相談したのが岡本会員のお父様、岡本桂四郎さんでした。幼なじみである岡本君を通じて親しくさせていただき、青少年活動にも熱心だったお父様からは、経営のことも含めて多くのご助言をいただきました。

「地区代表のチャンスは誰にでもあるものではないよ」という言葉、そして才門さんの「時間は作るもの」という言葉が頭に浮かび、引き受ける決意をしました。

このときに地区役員として支えてくださった仲間の一部は、今では私の会社の役員として共に歩んでくれています。岸和田ロータリークラブの田端さんも、当時地区役員としてご一緒いただいたご縁の一人です。

この年は本当に忙しく、大変な時期ではありましたが、それ以上に自分の成長を実感できた一年でした。もしも地区代表を断っていたら、今この場に立っていなかったかもしれません。

ローターアクトは30歳で卒業となりますが、そのタイミングで当時の青少年委員長である茨木さんのご紹介により、岸和田青年会議所に入会いたしました。
そこで出会ったのが、今期幹事の石川君、会長ノミニーを引き受けていただいた牧村さん、山本一竹君、そしてローターアクト時代からの高橋君です。加えて、ここにいらっしゃる多くのロータリアンのご子息とも共に活動する機会をいただき、改めて人と人とのつながりの尊さを実感いたしました。

そして2016年、岸和田ロータリークラブに入会いたしました。

入会2年目に、地区ローターアクト委員長をお引き受けすることになりました。
私が地区代表を務めていた頃は、地区に14クラブ150人のメンバーがいましたが、引き受けた当時は地区全体で30名ほどと、大きく減少していました。何とか立て直そうと奮闘しましたが、思うような成果を出すことはできませんでした。それでも、委員長として3年間、続けて地区幹事として2年間務めたことで、他クラブのロータリアンの皆さまと交流する貴重な経験を得ることができました。

私にとってロータリークラブは、単なる「団体」ではなく、“人生の学び舎”のような存在です。若い頃からロータリーとのご縁の中で、多くの方と出会い、支えられ、時には厳しいお言葉をいただきながらも、今日まで成長することができました。

特に、経営の悩みや人生の岐路に立ったとき、ロータリーの先輩方からいただいた言葉や姿勢が、私の判断の軸になっております。これは、本やインターネットでは決して学べない、“生きた知恵”です。

今、振り返っても、このクラブがあったからこそ、私は迷いながらも前に進み続けることができたのだと、心から感謝しております。

最後に今年度の方針を少しお話させていただきます。
2025-2026年度 岸和田ロータリークラブ運営方針「仲間を増やそう」
を掲げさせていただきました。

昨年、まさかのRI会長辞任ということから後を引き継がれた、フランチェスコ・アレッツォ RI会長はスローガン「よいことのために手を取りあおう(Unite for Good)」を掲げております。この言葉には、個人の力をつなぎ合わせ、ロータリーが地域と世界のためにより良い未来を創造するための行動を起こすという力強いメッセージが込められています。

また、今年度、第2640地区北野ガバナーが掲げる地区方針「透明性のある地区事業を重視する」には、信頼と理解に基づいた運営を通じて、会員一人ひとりが誇りを持てるクラブ活動を目指す姿勢が表れています。特に、「クラブの仲間を大切にし、学びと実践を通じて行動しよう」との呼びかけは、当クラブにとっても重要な指針となります。

こうした国際・地区の方針を踏まえ、2025-2026年度 岸和田ロータリークラブ運営方針として「仲間を増やそう」を掲げました。これは単なる数の拡大ではなく、真の友情と信頼関係に基づく「仲間づくり」を意味します。近年、当クラブでも会員数の減少が続いており、ロータリーの精神を次世代へとつないでいくためには、クラブの魅力を高め、地域社会に対して積極的に開かれた活動を展開していくことが急務です。

私はまず、会員同士のつながりを今まで以上に深めることに注力したいと考えています。例会や奉仕活動の中で互いを知り、語り合い、支え合う機会を意識的に設け、信頼に裏打ちされた「居場所」としてのクラブを育てていきたいと思います。そして、そうした温かなつながりが外部にも伝わり、新たな仲間を自然と引き寄せる原動力になると確信しています。

さらに、他クラブや地域団体との連携にも積極的に取り組んでまいります。RIのテーマである「多様な仲間とともに未来を形作る」というビジョンのもと、地域に開かれたロータリーとしての存在感を示していきます。

具体的には、地域イベントへの参加や合同例会の実施、若年層へのアプローチなど、柔軟で創造的なつながりをはぐくむ活動を推進いたします。

また、RIが重点分野として掲げる「平和の推進」「教育の機会」「地元経済の発展」などの社会課題にも、地域に根ざした形で貢献できるような取り組みをクラブとして模索していきたいと考えています

この1年、私は「仲間を増やす」ことを軸に、ロータリーの価値を改めて見つめ直し、仲間と共に一歩一歩を大切に歩んでまいります。すべての会員が笑顔で、誇りを持って活動できるクラブを目指し、誠心誠意努めてまいりますので、どうぞご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

役員・理事構成

役員

会長
永野 祥司
会長エレクト
石川 将之
会長ノミニー
牧村 正彦
副会長
雪本 栄
直前会長
櫻井 新嗣
会計
梶野 泰史
幹事
石川 将之
S.A.A
讃岐 悦郎

理事

理事
久禮 三子雄
理事
大賀 祐造
理事
宇野 芳孝
理事
櫻井 新嗣
理事
髙橋 佳寛
副幹事
善野 謙一
副S.A.A
岡本 良平

委員会構成

クラブ奉仕委員会

委員長
宇野 芳孝

会員増強委員会

委員長
牧村 正彦

ロータリー情報規定委員会

委員長
山本 和正

例会委員会

委員長
善野 謙一

広報委員会

委員長
根来 幸正

親睦活動委員会

委員長
柿花 江美

職業奉仕委員会

委員長
久禮 三子雄

社会奉仕委員会

委員長
櫻井 新嗣

青少年奉仕委員会

委員長
髙橋 佳寛

国際奉仕委員会

委員長
大賀 祐造

ファンド委員会

委員長
毛利 高二

改革プロジェクトチーム

委員長
石川 将之